「北海道新聞後志地区会」主催の
「硫黄島上陸」著者
📘酒井聡平さん講演会
9月2日土曜に岩内で行われ、100人以上の方が集まりました。

北海道新聞の岩内支局長、
現役新聞記者であり、硫黄島に遺骨採取に何度も足を運び、講談社から本を出された、すごいジャーナリストさんです。

「なまら岩内」の、吉田さんからのご紹介で、貴重なご縁で、進行役を務めました。
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「硫黄島」(いおうとう)🌳
と聞いて、最初に思い浮かぶのは
映画「硫黄島からの手紙」でした。

2006年公開、渡辺謙さんや、嵐の二宮和也さんが熱演された、クリントイーストウッド監督の作品。

戦時をよく知らなくても、観たことある方が多いのでは。
私も、嵐ファンというだけで何年も前に鑑賞し、涙で震えたことを思いだしました。

予告動画、ご覧ください


しかも、映画では「いおうじま」と読みますが、
日本の読み方では「いおうとう」が正しいそうです。
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終戦から78年たちましたが、2万人が亡くなり、未だ1万人が眠ったままの島だそうです。

島全体が基地となっているため、自衛隊員以外の立ち入りは禁止されています。


戦時のままの状態で終わっていないことばかり。

ニュースになっていない、一般人として知らないことばかりで、とにかく衝撃が多かったです。

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火山の多い島なので、いまだ爆発や地熱もあり、どんどん風化されています。
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巨大な沈没船が、未だ放置されたまま
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中を掘り進めても、酷暑での息切れ、地下崩落の危険性もあり、恐怖、死と隣り合わせの採掘。

戦時のビンなども、未だそのままだという洞窟内。。
戦時の兵士の方は、1日1人水筒ひとつのみだったそうです。。
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狭い洞穴に隠れ、自決されたかもしれない、穴もたくさん

「死よりも苦しい生」を生きた兵士の皆さん

「じいちゃんどこにいるんだよ」と涙ながら掘り進めている、ご高齢の遺族の方

現在も続く、強い悲しみも感じました。
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🎤司会を務めさせていただきました。

戦時経験者の孫にあたる無知な私が、、などと思っておりましたが、まさかの
著者、酒井支局長と同い年でした。。

酒井さんは、戦時に隣の父島にお祖父様がいらっしゃった経緯もあり、硫黄島について伝えることに、命をかけた使命感がありました。

我々世代が次に伝えなければいけない番だと、このご縁を、1人の日本人として、ただの1日にしてはならないと思わされました。

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戦争はまだ、終わっていない。

謎がいまだに多い、今まさに歴史に向き合わなければいけない本です。

売り切れ続出です。
どうぞ書店でご予約を。Twitter X、で、酒井聡平さん個人での発信もされていらっしゃいます↓
https://x.com/iwojima2020?s=21&t=KM0eKjbvOx9Xi7vsiQLOww

このように素晴らしい、硫黄島ジャーナリストさんが、身近にいらっしゃることは本当に貴重な機会です。優秀な方ほど、異動される日も遠くないでしょう。

🌳倶知安でも講演会をして、多くの方に知っていただく機会を作りたいです。
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最後の1ページ

遺骨収集が進まないのは国民が知らないからだ
国民が知らないのは、メディアが伝えないからだ


忘れてはいけないことは
決して忘れてはいけない


私も、地方ブロガー、ラジオパーソナリティーとして、できることを模索します。
ラジオ番組にもゲスト出演をいただきます📻
必ず形にします。

すでに、大竹まことさんのラジオにはご出演されていました!アーカイブがありました

あと何年かで、戦時の記憶を直接たどれなくなるであろう、この瀬戸際の時代です。私自身、祖父にも聞けずじまいでした。

遺族かどうか、どこの国籍の人間かも関係なく、知ること伝えることに向き合いましょう。


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